ゴルフでお馴染みの「ハンディキャップ」や「ハンデ」は、ブックメーカーの世界にも存在します。それもそのはず!もともとは、スポーツベットに使われる言葉として誕生したからです。このページではスポーツブックでのハンディキャップベットについてわかりやすく解説していきます!
目次
ハンディキャップベット法 カジノ おすすめボーナス
10
ハンディキャップベットとは?
「マネーライン(1X2)」と「オーバー/アンダー」とならび、スポーツブックで主要なベット(マーケット)の一種として必ずオファーされているのが「ハンディキャップ」です。
2チーム(もしくは選手)が対戦する試合で両者の実力に差がありすぎ、単純なマネーライン(つまり純粋な勝敗)に賭けたのでは下馬評が高いチーム/選手のオッズがあまりに低くなってしまうので面白味がありません。
そこで考案されたのがハンディキャップベットです。ブックメーカーサイトによっては「スプレッド(spread)」とも呼ばれるこのベットは、実際の試合結果に得点を加点/減点した上での勝敗に賭ける方法です。これだけだとなんだか難しいので、下で具体例をまじえて詳しく解説していきます。
ハンディキャップの種類
ハンディキャップベットは「ヨーロピアンハンディキャップ」と「アジアンハンディキャップ」の2種類に大きく分けることができます。スポーツベットサイトによっては両方がオファーされていることもあるので、それぞれの特徴を覚えておきましょう。
ヨーロピアンハンディキャップでは加点が必ず整数となり、引き分けにも賭けることができます。得点数が少ないサッカーのベットによく用いられます。
ギャンボラカジノ併設スポーツブックの実際のリバプール対インテルミラノの試合のオッズ表で、それぞれの数字が何を意味するかを解説していきましょう。
まずは最上段の「☆ハンディキャップ1:0」から。この試合の場合はリバプールが左側(チーム1)に、インテルミラノが右側(チーム2)に表示されています(この順序はブックメーカーによって異なり、必ずしもビジター/ホームまたはフェイバリット/アンダードッグによって決まるわけではないので注意)。従って、「☆ハンディキャップ1:0」はリバプール(チーム1)に1点加点するという意味になります。
その下の段が、リバプールに1点加点した状態で賭けられるベットです。「1(1:0)— 1.14」がそれぞれ意味するものは「リバプールの勝利(リバプールに1点加点)—オッズ1.14倍」ということになります。
同じ段の真ん中の「X(1:0)— 6.33」はリバプールに1点加点して引き分け(つまり実際の試合ではインテルが1-0で勝利)となるベットで、当たれば6.33倍のオッズが支払われます。
そして一番右側がリバプールに1点加点してインテルの勝利(つまり実際の試合ではインテルが2ゴール以上の差をつけて勝利)となった場合。
次の段の「☆ハンディキャップ0:1」はインテルミラノに1点加点するベット、そして最下段の「☆ハンディキャップ0:3」はインテルに3点加点するベットです。
例として使っているこの特定の試合ではリバプールがかなり有利だとブックメーカーが予想したため、リバプールに2点以上加点するハンディキャップは設定されていません。この試合で賭けられるヨーロピアンハンディキャップベットは全部で12通りある、ということになります。
アジアンハンディキャップは基本的に引き分けがないのが特徴です。ブックメーカーサイトでのオッズ表記方法は複数あり、ヨーロピアン同様にハンディキャップが整数で加点/減点されるものだと引き分けに賭けることはできず、引き分けとなった場合はベットが返金されます。
もう1つの一般的な表記方法が、ハンディキャップを0.5刻みに設定したタイプです。
こちらはチェリーカジノのスポーツベットながら、同じリバプール対インテルミラノの試合のアジアンハンディキャップオッズです。
左上の「Liverpool (-1.5)— 2.60」は実際の試合結果から1.5点減点した上でのリバプールの勝利で、オッズは2.6倍です。
右下の「Inter Milan(+2.5)— 1.18」は2.5点加点してインテルが勝つベットということになります。
ヨーロピアンハンディキャップでの例同様、このブックメーカーもリバプールが有利だという予想を立てていることに変わりはありませんが、先ほどとは異なりそもそもリバプールに加点するハンディキャップベットは設けられていません。
尚、アジアンハンディキャップにはスプリット型も存在し、これらには0.5刻みではなく0.25刻みのハンディキャップが登場します。
これはどういうことでしょうか?次の画像「Liverpool(-1.75)」を例に説明します。
スプリットハンディキャップベットでは2つのハンディキャップに半額ずつ賭けることになります。もう少し具体的に、この例で$10賭けたとすると「Liverpool(-2.00)」に$5、「Liverpool(-1.50)」にも同じく$5を賭けたこととして扱われます。引き分けは返金となるので、実際の試合結果に対応するベットの勝敗は以下のようになります:
まとめ
実力に差がありすぎるチーム/選手が対戦する試合では、勝敗だけに賭けるマネーラインベットではオッズが大きく偏ってしまいます。そこで駆使できるのがハンディキャップベットです。ただしヨーロピアンとアジアンの2種類がある上にブックメーカーサイトによってオッズ表記方法がバラバラなので、ある程度の理解と慣れが必要になります。うまく使いこなせるようになればスポーツベットの楽しみもグッと広がるので、まずは少額で試してみてはいかがでしょうか?
よくある質問
いいえ、ハンディキャップベットはスポーツベットでオファーされる賭けかたの一種です。カジノゲームとは関係ありません。
海外のオンラインスポーツベットサイトであれば、日本からでも合法的に賭けることができます。
ハンデが常に整数で、引き分けにも賭けることができるタイプのハンディキャップベットです。
引き分けには賭けられないハンディキャップベットです。ハンデが整数であるタイプのアジアンハンディキャップベットで引き分けとなった場合は賭け金が返金されます。
いえ、スポーツベットの賭けかたの一種で、ブックメーカーによってオファーされているものです。いわゆるベッティングストラテジーなどとも関連はありません。
ヨーロッパではサッカーでの賭けが圧倒的に人気ですが、ハンディキャップベットは野球、バスケットボール、ゴルフ、バレーボール、ラグビーなどあらゆるスポーツで利用することができ、実際にブックメーカーでもあらゆる種目でオファーされています。