キャンセレーション法 (スプリットマーチンゲール) | 紙と鉛筆で始めよう

ベッティングシステムの一種として名前が挙がることが多いキャンセレーション法。マーチンゲール法やパーレー法ほどの知名度はありませんが、その効用やいかに?実はシンプルで自由度が高いキャンセレーション法について、このページではわかりやすく解説します!

Javi P

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キャンセレーション法とは?

キャンセレーション法とは?

「スプリットマーチンゲール」という異名を持つキャンセレーション法。連敗が続くと賭け金が大きくなっていくという性質はたしかにマーチンゲール法と似ていますが、紙とペンで数列を書き、数字がすべてなくなるまでが1セットという点ではどちらかというとモンテカルロ法に近いベッティングストラテジーです。両者のハイブリッドといってもいいかもしれません。

特徴は最初に設定した目標収益に必ず到達できるということで、一般的には低リスクで低リターンなベット戦略として認知されています。ただしどんなベット戦略にもつきものであるデメリットも存在するので、これについては後ほど詳しく触れていきます。

キャンセレーション法の仕組み

キャンセレーション法の仕組み

キャンセレーション法は一般的なベッティングストラテジー同様、配当が2倍になるベットに最も適しています。つまりルーレットの赤/黒、奇数/偶数、ハイ/ローなどのアウトサイドベットやバカラのプレイヤーベットがこれにあたります。

それでは具体的な仕組みを見てみましょう。

  1. 目標金額を設定する
    キャンセレーション法は1セット完了した時点でちょうど目標金額が勝てる仕組みになっています。ここでは便宜的に$10を目標金額にした例を使ってみます。
  2. 数列を書く
    キャンセレーション法はモンテカルロ法同様、まず数列を書くことから始まります。ただしモンテカルロ法と大きく異なる点が2つ。
    まず、数列は目標金額を分割した数字の羅列になるという点。そして2つ目が、数列に規則性は必要なく、わりと自由につくっていいという点です。
    つまり$10が目標であれば「1、1、1、2、2、3」や「4、2、3、1」などでもかまいません。ここではわかりやすく「1、2、3、4」を使うものとします。
  3. 数列の両端を足したものを賭ける
    「1+4」なので$5賭けます。
  4. 負けたら前ラウンドの数字を数列の右端に追加
    つまり数列は「1、2、3、4、5」になります。
  5. 勝った場合は数列の両端の数字を削除
    数列が「1、2、3、4」だった場合は「2、3」が残ります。
    数列が「1、2、3、4、5」だと「2、3、4」ということになります。
  6. 数字がすべてなくなれば1セット終了
    この時点で当初の目標であった$10がきっかり増えているはずです。

同じく$10を目標に「1、2、3、4」の数列で始めた実践例を見てみましょう(配当2倍のベットに賭けているものとします)。

anti-martingale

ラウンド数数列勝敗払い戻し合計収支
11,2,3,4$5--$5
21,2,3,4,5$6--$11
31,2,3,4,5,6$7--$18
41,2,3,4,5,6,7$8$16-$10
52,3,4,5,6$8$16-$2
63,4,5$8--$10
73,4,5,8$11$22+$1
84,5$9$18+$10

この例では3連敗からスタートしたものの、8ラウンド目に4勝4敗ながら見事に目標金額の$10の勝利を収めることができました。
マーチンゲール法ほど賭け金が急激に増えはせず、また目標が達成できたときの収益がマーチンゲール法よりも大きい(マーチンゲール法の場合は一番最初に賭けた最小単位のみ)のがキャンセレーション法の強みです。では最強の必勝法なのかというと、そうそう単純な話でもありません。

anti-martingale system

キャンセレーション法のデメリット

キャンセレーション法のデメリット

他のベッティングシステム同様、キャンセレーション法にもやはり弱点はあります。

ハウスエッジには勝てない

どんなベッティングストラテジーにも共通することですが、ほとんどのカジノゲームにはハウスエッジが存在することを忘れてはいけません。バカラのプレイヤーベットだと1%強。アメリカンと比べておよそ半分のヨーロピアンルーレットでも2.7%ほど。つまり、理論的には勝ちよりも負けの回数のほうがわずかであれ多くなってしまうのです。
バンカーベットの勝率だけは50%を超えますが、勝つと5%のコミッションが引かれるのでそもそもキャンセレーション法には適していません。

連敗が続くと賭け金が増えていく

マーチンゲール法ほど顕著ではありませんが、上の例を見ても8ラウンド目までは1度もベット額が下がっていないことがわかります。それどころか7ラウンド目のベットは$11になっていて、当初の目標勝利額の$10を超えてしまっています。
ハウスエッジがあるということは、思いがけないほど長い連敗が続くこともあるということ。マーチンゲール法のようにカジノのベット上限を超えてしまうことは稀でしょうが、それでもセット途中で破産することがないよう、潤沢な資金の用意が必要です。

労力に対する見返りが少ない

スプリットマーチンゲールという別名の由来ともなっているとおり、キャンセレーション法はマーチンゲール法をスプリット(分割)したようなベット戦略です。先の例のように$10を目標としてマーチンゲール法を使うと(つまり最初のベットを$10に設定)、5ラウンドまでに成功する確率は96%ほど。目標達成までのラウンド数が余計にかかりがちなキャンセレーション法は、人によってはわざわざ紙とペンを用意しての作業をするほどの価値を見いだせなくてもしかたありません。

まとめ

まとめ

勝てば数字を2個消し、負けると1個だけ足すキャンセレーション法は直感的には3割強だけ勝てれば目標達成できる戦略なので理にかなっているように見えるかもしれません。しかしどんなベッティングシステムでも必勝法となりうることはありません。使ってみる際は、デメリットもよく理解した上で!

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