カジノの「攻略法」や「必勝法」として名前が挙がることが多い「モンテカルロ法」。マーチンゲール法やパーレー法ほどの知名度はないものの、実践的なベッティングストラテジー(ベット戦略)の一種としてカジノを始めたばかりの初心者は目にする機会が多くなるのでは?TopAsiaCasinosではモンテカルロ法の仕組みと実践例、効果的に使えるゲーム、メリットとデメリットについて詳しくご紹介していきます!
目次
モンテカルロ法 おすすめボーナス
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モンテカルロ法とは?
ベットを倍々に増やしていくだけで非常にシンプルなマーチンゲール法とパーレー法に対して、モンテカルロ法は少し複雑です。ベット戦略なので一定のパターンを繰り返していくという点では共通していますが、慣れるまでは紙とペン(もしくはPC/スマホのメモ帳機能)が必須です。
従って、テーブルゲームをプレイ中でも電子機器が自由に使えるオンラインカジノは特にモンテカルロ法実践の場としては適しているといえます。また、低リスクで低リターンなベッティングシステムとしても知られているので、もう少し具体的にいうと「オンラインカジノでコツコツ稼ぎたい」人にとって特に最適な戦略だということになります!
数学の世界での「モンテカルロ法」は乱数を用いたシミュレーションや数値計算を行う手法を指し、英語での「Monte Carlo betting method」はスポーツベットに応用されることはあるものの、日本語ではなぜかまったくの別ものとして定着してしまいました。まぎらわしいですが、このページで解説しているのはカジノゲームのベットシステムの一種である日本語でのモンテカルロ法についてです!
モンテカルロ法の仕組み
モンテカルロ法は一般的に、ルーレットの3倍配当賭けで最も効果的とされています。つまり「コラムベット」と「ダズンベット」が最も適しています。「赤/黒」や「奇数/偶数」、もしくはバカラなどの配当が2倍になるベットで応用することもできることはできますが、ここではとりあえず配当が3倍になるベットでの手法を解説します。
この例を10ラウンド継続させてみた実践例と結果を見てみましょう(配当が3倍になるコラムベットに1単位$1)。
モンテカルロ法の実践例
ラウンド | 数列 | 勝敗 | 賭け金 | 払い戻し金 | 合計収支 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1,2,3 | ✕ | $4 | - | -$4 |
2 | 1,2,3,4 | ✕ | $5 | - | -$9 |
3 | 1,2,3,4,5 | ✕ | $6 | - | -$15 |
4 | 1,2,3,4,5,6 | ◯ | $7 | $21 | +$6 |
5 | 3,4,7 | ◯ | $10 | $30 | +$36 |
6 | 1,2,3 | ✕ | $4 | - | +$32 |
7 | 1,2,3,4 | ✕ | $5 | - | +$27 |
8 | 1,2,3,4,5 | ✕ | $6 | - | +$21 |
9 | 1,2,3,4,5,6 | ✕ | $7 | - | +$14 |
10 | 1,2,3,4,5,6,7 | ◯ | $8 | $24 | +$38 |
ヨーロピアンルーレットだとコラムベットの勝率は32.4%。この例だと勝率は30.0%なので期待値よりもわずかに下回っていますが、それなのに38単位分もの利益が出ているのがわかります。
これこそがモンテカルロ法の最大のメリットで、比較的少ない資金でも「うまくハマれば」収益を上げることができるのです。ただしウマすぎる話には必ず落とし穴も?デメリットについてはこのページ下で詳しく解説することとしましょう。
そして(こちらはメリットというわけではありませんが)モンテカルロ法のもう1つの特性が、基本的に連敗したあとの連勝で回収していくスタイルだということ。つまりセットの初っ端から連勝してしまうとベットは初期値で据え置きになってしまうので、あまり旨味がありません。モンテカルロ法はまず負けから入ってそれを回収していくという消極的なベット戦略だということができるかもしれません。
ちなみに1セットは必ずしも「1、2、3」から始めなければいけないというルールはありません。つまり「1、2、3、4、5」などから始めてもかまいません。ただしその場合、自然とベットが大きくなるので資金も多めに必要になります。
モンテカルロ法実践できるゲーム
一般的に、配当が3倍になるルーレットの「コラム」と「ダズン」ベットが最もモンテカルロ法に適しているというのは先にも触れました。これはある程度連敗が続くほうが効果的というモンテカルロ法ならではの特性による理由が大きいのですが、だからといってマーチンゲール方やパーレー法では最適とされる「配当が2倍になる勝率約50%のベット」に使えないというわけではありません。
つまりルーレットなら赤/黒、奇数/偶数、ハイ/ロー、そしてバカラならプレイヤーとバンカー両方のベットでも利用が可能です。ただしこれら2倍配当のベットは3倍配当のベットよりも勝率がかなり高いので、モンテカルロ法を使うと数列がすぐになくなってしまい効果が薄れます。そこで、それぞれのセットを長い数列で始めたり(「1、2、3、4、5」など」)勝った場合に数列の両端の数字を2つではなく1つずつ消すといった工夫をすることで2倍配当のゲームでも効果を最大限活かすことができます。
まとめ
長くてコツコツとした作業がどうしても必要になるモンテカルロ法。同じ「連敗後の回収型」であるマーチンゲール法ほどベットが大きくなる恐れがない代わりに、うまくハマればマーチンゲール法より稼げるチャンスもあるというのが特徴です。他のベッティングストラテジー同様、最終的に必ず勝てるという保証はありませんが、忍耐力に自信がある方は試す価値あり!
よくある質問
モンテカルロ法はベッティングシステムの一種で、必ず勝てるという保証はありません。
はい!むしろオンラインカジノでのほうが使いやすいベッティングシステムです。
その仕組み上、頭の中だけで計算するのは至難の業です。紙とペンが理想的ですが、PCかスマホのメモ帳機能で代用してもかまいません。
モンテカルロ法の起源はよくわかっていません。一説にはモナコのモンテカルロにあるカジノが倒産に追い込まれた戦略であるため、こう名づけられたそうです。
マーチンゲール法ほどのリスクを負うことなく、連敗後に資金の回収ができるベッティングストラテジーとなっています。
パーレー法も同様ですが、日本語でのモンテカルロ法も誤訳または誤解によって本来のものとはかけ離れた意味で使われているようです。英語でのモンテカルロ法は数学的な手法の一種であって、カジノゲームの比較的シンプルなベッティングシステムとは直接的な関連はありません。