数あるカジノのテーブルゲームの中で、最も初心者が始めやすいゲームであるルーレット。オンラインカジノでも必ず複数のバリエーションが用意されているほどの人気ゲームですが、果たして攻略法は存在するのでしょうか?詳しくはこのページで解き明かしていきます!
目次
ルーレット攻略カジノ おすすめボーナス
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ルーレットに必勝法は存在するのか?
「ボールが落ちる数字を当てる」という目的が大前提のルーレット。ホイール(ルーレット盤)に投入されたボールがどこに落ちるか、色(赤/黒)、奇数/偶数、数字に賭けるテーブルゲームです。
単一または複数の数字に賭ける前者は「インサイドベット」もしくは「ストレートアップベット」、規則的にひとかたまりになった数字に賭ける後者は「アウトサイドベット」と呼ばれ、実は十種類以上もの賭け方が存在します。
ところが、ルーレットはどんな賭け方をしたとしても還元率が常に一定という珍しいゲームです。どういうことかというと、配当2倍の赤/黒でも配当36倍の単一数字でも例えば100円ずつそれぞれ1万回ずつ賭けると同じルールのテーブルであれば最終的にほぼ同じ金額が手元に戻ってくるのです。そしてハウスエッジの存在があるので、還元率が100%を超えることは絶対にありません。
つまりブラックジャックやポーカーとは異なり、状況による戦術や技術が介入する余地がないルーレットには残念ながら必勝法はないということになります。限定的ではありますが、それでも勝率を上げる(もしくは負けを最小限に抑える)方法はいくつかあるので、このページではそれらをご紹介していきます。
アメリカンルーレットは避ける
ルーレットには緑の「0(シングルゼロ)」が1つのヨーロピアンと「0」と「00(ダブルゼロ)」があるアメリカンが存在します。ルール上、この緑の数字がハウスエッジ(カジノ側の取り分)となります。つまりアメリカンルーレットでは余分な「00」がある分、単純に2倍近い手数料を払うことになるわけです(ヨーロピアン=2.70%、アメリカン=5.26%)。配当はヨーロピアンルーレットとまったく同じなので、アメリカンバージョンをプレイするメリットは何ひとつありません。オンラインカジノではRNGのバーチャルテーブル、ライブテーブルともにダブルゼロのアメリカンバージョンがまぎれこんでいます。テーブルを開いたら、賭ける前に「0」が1つしかないことを必ず確認しましょう。
レーストラックやアウトサイドベットの配置などベッティングテーブルに細かな違いもありますが、ヨーロピアンルーレットと大きく異なる点が「0」にボールが落ちた場合の扱いです。これはイーブンマネーベット、つまり当たれば2倍の配当が支払われる「赤/黒」、「奇数/偶数」、「ハイ/ロー」の3種類のベット限定ではありますが、フレンチルーレットならばハウスエッジのディスカウントが受けられるのです。ちなみにディスカウントのされ方には2通りのものがあり、それぞれフランス語でラパルタージュとアンプリゾンと名づけられています。
「0」にボールが落ちるとイーブンマネーベットの半額が返金されます。つまり、通常のヨーロピアンルーレットと比べてハウスエッジが半分の1.35%にカットされるわけです。
「0」にボールが落ちるとイーブンマネーベットはそのまま残り、次のラウンドで当たればベットが返還されます(配当はつきません)。もしくはベットの半分が没収される代わりに残りの半分を次のラウンドで同じ場所に賭けるというタイプもあります(この場合は配当がつくので、前者と同じ結果になります)。なお、「0」が連続して出た場合は全額没収となるのでハウスエッジはラパルタージュよりもわずかに上がります(1.39%)。
アンプリゾンルールはややこしいので、オンラインカジノではラパルタージュルールを採用しているものがほとんどのようです。オンラインルーレットではラパルタージュの恩恵を受けられるフレンチ版のイーブンマネーベットが圧倒的にハウスエッジが低い(つまり還元率が高い)ベットです。「赤/黒」、「奇数/偶数」、「ハイ/ロー」に賭ける場合は必ずフレンチルーレットを選びましょう。
ベッティングシステムの活用
ベッティングシステムを駆使すれば短期的な勝率を上げることが可能です。「0」が出た場合に調整は必要なものの、特にマーチンゲール法やオスカーズグラインド法、モンテカルロ法などはルーレットのイーブンマネーベット向けなのでフレンチルーレットに最適です。ただしあくまで数十~数百ラウンド程度の短いセッションでの話。数千~数万ラウンドを重ねると最終的には必ずハウスエッジ分マイナスとなることをお忘れなく!
ディーラーが狙った数字を予想することはできる?
RNGのバーチャルルーレットは乱数発生器によってランダムに生成された数字にボールが落ちるので予想は不可能です。しかし実は、ランドカジノではベテランディーラーなら21世紀初頭までは狙った数字にある程度正確にボールを投げ込むことができました。ボールがディーラーの手を離れてから数秒間は賭けることができるので、「ディーラーが狙った数字を予想して賭ける」といった駆け引きもできたわけです。
ただしディーラーが客と組んでイカサマをするという事態が絶えなかったため、カジノも対策に乗り出さざるをえなくなりました。現在はボールが落ちるポケットをかなり浅くつくることで、どれだけ熟練のディーラーでも狙った数字にボールを落とすことはほとんど不可能になっています。オンラインのライブルーレットでも同様で、なんだか味気ない気もしますが逆に「狙ってゼロに落とす」といったこともできなくなったので、業界の健全化という流れの中では仕方のないことなのでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?ゲームの仕組み上、残念ながら必勝法は存在しないルーレットですが、とにかく「フレンチルーレット」だけを選んでおけば勝つ可能性は最大限に上げることができます。ベッティングシステムも活用してルーレット攻略に挑んでみては?
よくある質問
カードカウンティングによって長期的な収益を上げることができるブラックジャックに対して、ルーレットはルールの構造上、還元率が100%以上になることがありません。残念ながら、必勝法はないということになります。
ありません。ルーレットの性質上、配当36倍の単一数字に賭けても配当2倍のイーブンマネーベットに賭けてもハウスエッジは常に一定です。
一切ありません!アメリカンルーレットはもともとラスベガスのカジノが収益率を拡大するために考案したバリエーションです。ルーレットをプレイするならゼロが1つのヨーロピアン版またはフレンチ版を選びましょう。
一番の違いが、フレンチルーレットにはラパルタージュルールがあることです。ラパルタージュではゼロにボールが落ちるとイーブンマネーベットの半分が返還されます。その他に、フレンチルーレットではアウトサイドベットの配置の違いやルーレットホイールと同じ順序で数字が並んだレーストラックベッティングテーブルの存在が挙げられます。
一般的に、オンラインカジノのボーナスはスロットでの使用を念頭にオファーされています。したがって、ルーレットでのプレイは賭け条件の5%~10%だけしかカウントされないことがほとんどです。むしろ禁止ゲームに指定されていることすらあるので注意してください。
マーチンゲール法やオスカーズグラインド法、モンテカルロ法といったベッティングシステムは特にルーレットのイーブンマネーベットに最適とされています。ただし長期的にはどんなベッティングシステムを使っても使わなくても同じ結果に収束します。